JavaScriptにおけるカンマ演算子について
今回はJavaScriptにおける演算子の中でもカンマ演算子を取り上げたいと思います。
カンマ演算子は、演算対象を左から右へ評価し、最後に評価した値を返します。
簡単な例を示します。
let name = "john", age = 35, personalInfo; personalInfo = (name, age); console.log(personalInfo); // 35
personalInfoには最後に評価された値が代入されています。
もう一つ例を挙げます。
let name = "john", age = 35, personalInfo; personalInfo = (name, age); console.log(personalInfo); // 35 personalInfo = name, age console.log(personalInfo) // john
まず2行目でカンマ,
を使っているので最後に演算された値が代入されるはずです。ですが4行目では、最初に評価された値john
が代入されています。
このような結果になるのは、演算子の優先順位が関わっています。
カンマ演算子よりも代入演算子の方が演算子の優先順位が高いため、4行目では、nameが代入されています。括弧()
をつけることでカンマ演算子を先に演算するようにしています。
演算子の優先順位についてはこちらを参考にしてみてください。
簡単ではありますが以上です。